競売物件はヤッパリお得だけど深い想いも残ってます。
誰でもマイホームには憧れますが、一戸建ては値段が高すぎてとても買えない、とあきらめている人が多いのではないでしょうか。
しかし、現在ではかつての好景気の時代とは異なり、かなり土地の値段が下がってきています。
割安な値段で物件を購入するおすすめ方法
交通アクセスの良い都市部でも、一時期に比べるとかなりお得な価格になっているので、庶民にとっては必ずしもマイホームは手が届かない存在ではなくなりつつあります。しかし、それでもやはり値段が高すぎると考えている人はいるでしょう。
そのような人におすすめの方法が、競売物件を購入することです。競売物件は、裁判所の管轄にある財産を現金化するために、一般の人を対象とした公売にかけられる物件のことです。このため、市場価格に比べると、はるかに割安な値段で物件を購入することができます。
もちろん、購入するためには、公売に参加する必要があります。競売物件は価格が安いので、毎回多数の参加者がいますから、購入者を決定する方法は、ほとんどの場合が抽選によることになります。
特に、状態のよい物件ほど抽選倍率が高まりますので、競売物件を購入するためには、あきらめずに何度でも公売に参加しなければなりません。手間はかかりますが、それだけの価値のある物件です。
何となくイメージの悪い「倒産物件」とは?
不動産も、新築のぴかぴかの物件もあれば、築古年のいつごろ建てられたかわからないものもあったりして、どういった物件が長い目でみてお得なのか気になる、というかたもいるのではないでしょうか。
最近はここのところの新築ブームに陰りがでて、中古物件の方が注目されているようです。
それはなぜか?
民意が風で流れて政権が変わったときに比べると、現在は景気が上向き、ボーナスも上がった会社が最多とのニュースもありますが、実際の庶民の懐はそれほど変化していません。そういったことから、現実的な値段の中古物件のほうが、コスパが良いととらえられているのです。
新築物件は購入したと同時に2割ほど資産価値が下がると言われていますが、中古物件はその下落が緩やか。またさらに研究している人は、敢えて「倒産物件」いわゆる「競売物件」なども調べているんだとか。
「倒産物件」「競売物件」と聞くと、そんな縁起の悪い物件は‥と感じるかたもいるかもしれません。しかしそこさえ気にしなければ、これほど「お得」な物件もないのです。
「倒産物件」「競売物件」とは、元々その物件を購入した人がローンを返せなくなり、担保である建物や土地を裁判所に申し立てをして売却をしようとしている物件のこと。裁判所を介して不動産を買うということなんですね。
「競売物件」を購入するには、オークションのように入札方式になります。一定の期間に裁判所に対して入札を行って、最も高値を付けた人が購入出来るのです。期日までに代金を支払えば所有権を取得出来ます。
ですから場合によっては、驚くような価格で不動産を手に入れることも可能なんですね。
「倒産物件」「競売物件」のメリット・デメリット
「倒産物件」「競売物件」にはメリットもありますし、デメリットもあります。
簡単にあげるとまず
メリットは以下の通り。
- 特に不動産そのものに問題がない物件を市場価格より安く購入できる
- 場合によっては相当安くよい物件を購入できることがある
入札で価格が決まるため、自分が考えている金額以上で購入する必要はありませんよね。
ですから自分が考えた値段で落札できた場合、かなりお得に不動産を手に入れることができる場合もあるということ。
また物件によっては瑕疵が存在しているものも存在しますが、それについてもあらかじめ確認することが可能なので、瑕疵があるものは嫌だという場合は、見送ればいいだけの話なんですね。
デメリットはどういったことがあるのか
それは以下のようなものです。
- ある程度知識や経験も必要なので、勉強する必要がある
- 手続きはすべて自分で、入札も購入も自己責任
- 取得前に物件の中を見ることができない
- 取得費用は一括支払いできるくらい持っておくのが無難
一般の不動産仲介と違い、専門家に任せるということではありませんので、自分である程度どういう流れになるのか把握し、また物件についてしっかりと見極める力も必要になります。
また物件そのものの中を確認することができないため、リフォームの費用も想定しておく必要もあるでしょう。
納入は一括ですので、ローンを利用できなくはないものの、そのハードルは高め。専門家の協力を仰げない場合、自己資金で賄えるようにしておかないと、話にならないかもしれません。
一般的には、相場の2割安程度で購入できることが多いようですが、そこにリフォーム費用を乗せると、トータルで1割程度お得になる、という感じです。
とは言え不動産は大きな買い物ですので、1割安くできればかなりの節約になりますね。
興味がある方は、勉強してトライしてみてもいいでしょう。