引っ越し準備

引っ越しの際に起きてしまったトラブルについて

それまで暮らしていた借家から、はじめて購入したマイホームとなる戸建て住宅へ引っ越しを行った際の出来事です。
実は、自分が世帯主として引っ越しをしたのが初めての経験だったので、いろいろと勝手のわからない事が多く有りました。
事前に、引っ越し経験のある両親や友人にも尋ねたりと、自分のできる範囲でいろいろな事前知識を勉強していたんですが、いざ、引っ越し当日になったとたん、様々なトラブルに一気に見舞われてしまいました。

 

まず、一番困ってしまったトラブルが、荷物の誤配でした。
当日、私と家族はマイカーを使って直接新居の方へ移動したんですが、私よりも先に出たはずの引っ越し業者のトラックが、私が到着してから1時間経っても全く来る気配が無かったんです。
事故にでも遭遇したのかな?」という疑問の中で、とりあえず、引っ越し業者の支店窓口の方へと電話してみると、折り返しで連絡をするので少々待ってほしいという返答が。
指示通り、5分ほど待機していたところ、業者の窓口の方から折り返しの電話が掛かってきたんです。
出てみると、突然「申し訳ありません!」という、女性の悲痛な謝罪の言葉が。
あまりにもいきなりだったので、私自身も少し戸惑いながら尋ねてみると、どうやら引っ越し業者のドライバーの方が、翌週に予約が入っている方の新居先の住所に行ってしまったらしく、私の所に来るまでに最低でも1時間は掛かってしまうと言うものでした。
あまりにも想定外のミスだったので、こちらとしても怒る気持ちも無くなってしまい、とにかくすぐに来てほしいという御願いをして、その場は電話を切りました。
ただ単に待っていても仕方ないので、ちょうどお昼だったことも有り、近くのお店で昼食を待機していたんですが、1時間経過してもまだ連絡が来ず。

 

さすがに、1時間半が経過した所で連絡をしてみると、再度、確認するのでお待ち下さいという返答が。
もう、この時点で私自身も気持ちが半分以上萎えてしまっています。
電話を保留にしたまましばらく待ってみると、5分ほど経った後、女性スタッフの方から「到着まであと30分程度は掛かるそうなので、もう少々お待ち下さい」という返答が。
今から30分というと、結局、2時間以上は待たされてしまうと言う結果に。
私自身も、できるだけ日が暮れるまでに引っ越し作業を一通り終わらせたかったので、「とにかく急いでほしい」という伝言を伝え、新居で待つ事になりました。

 

新居に戻ってから約40分後でしょうか、漸く、見慣れたトラックが自宅前に到着しました。
ところが、てっきり、ドライバーからすぐにでも謝罪の言葉があるかと思いきや、運転席から降りてきた20代後半くらいのスタッフさんが、こちらをぱっと見て軽く会釈だけをして、そのままトラックの荷台の方に行こうとしたんです。

 

さすがに、この態度を見て私自身も堪忍袋の緒が切れてしまいました。
10分程度でしょうか、そのスタッフさんに、2時間以上待たされたこと、なのに謝罪の一つも一切無く済まそうとした事への不満と憤りを伝え、それでも彼からは「はあ、すいません」という、何とも気の抜けた謝罪らしからぬ
言葉しか来なかったので、営業所の方に再度連絡して、事の顛末を伝えました。

 

あまりにも慇懃無礼な態度と、それに対する私の憤りの言葉に、電話口の女性スタッフから、どうやら支店長らしき方へと電話が変わります。
全ての事情を話した所、漸く、支店長の方から平身低頭で謝罪の言葉がありました。
私も鬼ではありませんから、そこまで頭ごなしに怒るつもりはありません。
とりあえず、引っ越し作業を日暮れまでには終えてほしいという希望を伝え、支店長からも「スタッフに電話を替わってもらいたい」という事だったので、電話をスタッフの方に渡し、とりあえずは引っ越しに集中することに。

 

さきほどまでの慇懃無礼な態度とは裏腹に、今度は平身低頭で謝罪してくる男性スタッフさんに、「とにかく早く引っ越し作業を進めましょう」と促し、それから3時間後、なんとか日没までに作業を終わらせることができました。

 

実は、この話には後日談が有り、その数日後、電話口で登場した支店長が我が家に来られ、今回の不始末に関する補償として、引っ越し費用を半額にさせてほしい、という提案が成されたんです。
もちろん、私自身としても、これは願ってもない条件でしたし、無事に引っ越しも終えられたので、喜んでその条件を受けることにしました。

 

それから以後は引っ越しをしていませんが、後にも先にも、本当に疲れる引っ越し作業でした。

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