事故物件を空き家のままにして置いた時どうなる?
トラブルなどで事故物件になってしまった空家をそのままにしておくと、どうなってしまうのか。
困ってしまうこともありますが・・空家にしてておくリスク、メリットデメリットをみていきましょう。
目次情報
1. 事故物件を空き家のままにして置いた時どうなる?
1-1. 自殺や殺人事件があった「事故物件」空き家にしておくと?
1-2. 古い物件で孤独死!空き家放置はリスク増大!
1-3. 特殊清掃業者が買い取りに応じてくれるケースも
2. 空き家にするメリットは?
2-1. 「事故物件」を空家にしておくメリットとは?
3. 空き家にするデメリットは?
3-1. 「事故物件」を空家にしておくデメリットとは?
自殺や殺人事件があった「事故物件」空き家にしておくと?
賃貸や、自分たちがマイホームとして住んでいた物件で不幸にも自殺や事件、殺人などが起こってしまいいわくつき物件、いわゆる「事故物件」になってしまったら‥。
その後すぐに賃貸したり、売却するのは、かなり困難になるようです。
基本的に賃貸する場合も、売却を行う場合も、それらの事情を包み隠さずに告知する「義務」がありますので、一般的な物件の市場価格に比べて安くしないと、借りようか、買おうか、とは思わないものです。人によっては、どんなに安くても「そんな物件は嫌だ!」と思うかたもいるでしょう。
そういった事情から、「事故物件」をしばらく賃貸に出したり、売却したりせず、空けた状態にしておく、という場合もあります。
しかし「事故物件」を空き家にしておくことで、問題はないのでしょうか。
「事故物件」を空き家にしておくことは良い面も悪い面も生じてくるようです。
どういったポイントがあるのか、考えてみましょう。
古い物件で孤独死!空き家放置はリスク増大!
実家は古い物件のため、借り手もおらず、自分が住むわけにもいかず、固定資産税だけしぶしぶ払っていた、というケース。仕方なく放置していたとしても、
実はこのほど「空き家対策特別措置法」というものが施行され、行政から指導が入るようになりました。
なぜそういったことになったのか?
それはまず、家屋が建っている場合、更地にくらべて固定資産税がおよそ6分の1になっているため、古家をそのまま放置するケースが増え、倒壊したり不衛生になる、あるいは火災になる危険性が増大したことから。
家を解体するのに何百万もかかる上、更地にしたら税金は6倍になる…それなら放置したほうがましだ、という感覚だったのですが、そうはいかない、というわけです。
一般の住宅でもこういった問題が出てきている中で「事故物件」となると、処分するにもマイナス要素ばかりで頭を抱えてしまう、という場合もあるのです。
特殊清掃業者が買い取りに応じてくれるケースも
物件によっては、一般の業者では、1000万円ほどの価値を見越していたものが、心理的瑕疵などによって、たったの10万円にしかならなかった、というケースも実際にあったそう。
そういったことにならないように、早めに一括査定などを利用し、賃貸、あるいは売却に進むほうが賢明といえるのかもしれません。
とにかくさまざまな方向性を考えて、専門の業者に相談し、信頼できる会社を見つけることが重要です。
空き家にするメリットは?
「事故物件」を空き家にしておくメリットとは?
「事故物件」は賃貸する場合も売却する場合も、「心理的瑕疵」を告知する「義務」があります。
まれにそういう物件でも気にしない、あるいは「心理的瑕疵の大小」によっては、「そういうことであれば特に気にならない」という感覚の人もいますので、双方の思惑がマッチすれば、賃貸あるいは売却が進む可能性もあります。
しかしそれはレアなケースですので、広告を出していてもなかなか反応がない、ということも。そうなればしばらく敢えてアクションを起こさず、物件を寝かせておく、空き家にしておくというかたも。
このメリットとは以下のようなものがあります。
- 事件についての噂が沈静化する
- 時間がたてば周辺の人も流動し、事件を知っている人が減る
- 年数がたつことで、心理的瑕疵の感じ方がある程度薄れる
殺人や自殺があった当時は近所で噂になって、幽霊が出るのではないかなんていう風に言う人も多くいます。しかし、時間が経てば経つほど、事故物件だったという記憶は人々の間から無くなっていきます。しばらく空き家にしておくことによって新たに誰かに貸す際にも、変な噂を立てる人も少なくなっているでしょう。
賃貸マンションや賃貸アパートが多いような地域なら、特に転居が頻繁に行われるため、忘れ去られてしまうのも早いです。
もうひとつは、事故物件を更地にしてから新たに新しい家やアパートを建てるとしましょう。すぐに更地にしてしまうより、空き家でも建っている方が固定資産税が安くなります。
税対策にとりあえず空き家のままにしておき、新しく建物を建てることが決まってから取り壊すというのも方法として考えられます。事故物件をすぐに取り壊して新しく家を建てて貸したり売ったりするのは、まだ事故物件として記憶が生々しいです。
少し間を置くことで事故物件としての記憶が失われていき、土地の価値を再び、上げることができるからです。空き家にしておく期間は、特定空家に指定されてしまわないように、最低限の管理をしっかり行っていくというのが大切です。
空き家にするデメリットは?
「事故物件」を空き家にしておくデメリットとは?
賃貸にせよ、マイホームによ、自殺や事件によって「事故物件」となってしまった場合でも、固定資産税など税金は発生します。
固定資産税は「事故物件」だからといって減額してくれるわけではありませんので、今まで通り支払いの義務が生じるのです。
そのほかにも「事故物件」を空き家にしておくデメリットがいくつかあります。
- 空き家は掃除などのメンテナンスをしないため、劣化が早い
- 賃貸収入が途絶えて金銭面でのマイナスになる
- 古い物件の場合、法改正で固定資産税が6倍に跳ね上がるリスクも
次のところで「空き家対策特別措置法」について簡単に解説します。
事故物件をしばらく空き家にすることは、収入面ではデメリットになりそうな気もしますが、実はメリットも多いのです。どんなメリットがあるのかについての説明をしました。
事故物件を空き家にするためには、メリットも考えられましたが、逆にデメリットも生じます。
例えば、今まで賃貸アパートとして使っていた物件を一旦空き家にして噂が消えるのを待つのはメリットです。しかし、当然今まで安定して家賃収入があったものが途絶えてしまうというデメリットは生じます。誰かに貸すことで利益を得ていたのであれば、空き家になっている状態が長い程、収入減が途絶えてしまいます。
もうひとつは、事故物件ではあるけれど建物が比較的新しく、建て替えるには惜しい物件だったとします。確かに空き家にしてしばらく期間を置いてからまた賃貸に出したり売却すれば、事故物件だったという人々の記憶は薄くなります。
また、事故物件になってから空き家になった場合に、近所から不気味がられて幽霊屋敷のような噂を立てられるリスクもあります。「あそこの家、殺人事件があってから誰も住んでいなくて怖いわよね」なんていう風に噂をされてまるで幽霊屋敷のような扱いを受ける可能性もあります。
やはり、空き家にする期間があったとしても、荒れないようにしっかり管理して不気味な雰囲気を出さないことは大切です。
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